デジタル目勘 
Q&A

畜産IT

デジタル目勘に関するよくあるご質問をまとめています。

  • Q:目勘(めかん)とは何でしょうか。

     A:「目の子(めのこ)勘定」の略語です。畜産業界では目で体重推定することを指します。

  • Q:人間、もしくは他の動物でも計測可能ですか。

     A:豚のみ推定可能となっております。

  • Q:どのようなしくみで推定しているのでしょうか。

     A:端末に搭載したデプスカメラで豚の3D体型データを取得後、ソフトウェアの画像処理技術で推定対象の1頭だけを分離します。次に、3D体型データから豚の特徴量や被写体との距離などを取得、ノイズや変動要素を除去し、最後に抽出した特徴量とAI(機械学習)で構築した体重推定モデルと照合し、推定体重を算出しています。

  • Q:どのような技術を使用しているのでしょうか。

     A:NTTグループのAI技術「corevo」の一つであるNTTテクノクロス独自の画像認識技術と、AI(機械学習)で構築した体重推定モデルを使用しています。

  • Q:撮影するとAIは学習して賢くなっていくのでしょうか。

     A:いいえ、ただ撮影するだけでは学習しません。ソフトウェアのバージョンアップにより、推定精度の向上を行っています。バージョンアップは購入後も無償で行います。

  • Q:豚の品種で精度は変わるのでしょうか。

     A:確かに、豚は品種や飼育方法で体型に個体差が発生します。学習させている教師データの豚よりも体が長い、幅が細い、腹が垂れ下がっているなどの場合、推定数値が小さく又は大きく出る傾向が出る場合がございます。その際、端末側で推定値を加算・減算する微調整機能を搭載しています。お客様の農場に合わせてご調整頂ければと思います。

  • Q:通信環境は必要になるのでしょうか。

     A:いいえ、通信は不要です。電波が無くてもスタンドアロンで動作します。

  • Q:動いている豚は計測可能でしょうか。

     A:原則静止している豚となりますが、多少体を動かす程度なら推定可能です。

  • Q:照度(明るさ)はどの程度必要になりますか。

     A:以下の状態では適切な推定体重が表示できません。
    ・直射日光が直接豚にあたる屋外など、明るすぎる場所
    ・蛍光灯の直下
    ・撮影した豚が判別できないなど、暗すぎる場所
    ・豚の背中の一部に日差しまたは影がかかるなど、明暗の差があるとき
    カメラと同じで強い光が差し込む場所では正しく撮影できません。やや暗めの均一な明るさの中でご使用下さい。

  • Q:誰でも操作できますか。

     A:適切な撮影環境で、撮影条件に従ってお使い頂ければ、誰でも斉一な結果が導き出せます。但し、動く豚を撮影するのは誰もが初めてであり、操作感覚を養う必要があります。

  • Q:価格と販売方法について教えてください。

     A:システムはソフトウェアとハードウェアで構成されており、ソフトウェア利用料は月額15,000円/台、専用端末は518,000円/台の初期費用のみとなっております。当社直接販売の他、販売店や代理店での取扱もございます。まずは当社の営業支店へお問い合わせ下さい。

  • Q:自農場でのデモは可能ですか。

     A:デモ機でのデモンストレーションは可能です。製品の事前貸し出しはできません。

  • Q:購入後のサポートについて教えてください。

     A:当社及び販売店が操作方法や故障の問合せ、バージョンアップ作業などサポートします。

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