PROFILE

畜産部 営業課

Kさん

2004年入社

・勤務地 那須 → 本社
・最終学歴 明治大学
・社歴/入社13年

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就職と研究チームへの配属

学生時代は農学部の農芸化学科で、植物や土壌化学、微生物学などを学びました。
当時ちょうど就職氷河期で大変だったんですが、食品を取り扱うところで働いてみたいなという思いがあって伊藤忠飼料を選択しました。
伊藤忠飼料は動物向けの飼料会社ではあるんですが、その当時から食品も取り扱っていて、また自分も農学部出身ということで「そんなに遠い世界でもないだろう」という思いもありました。

今ならばインテグレーションといった言い方になりますが、「川上から川下まで」取り扱っている流れにも感銘を受けました。
源流側でいえばエサの原料から始まって、それを食べて家畜が育ち、育った家畜からさらに生産物ができて、食卓に届いていくと。
たとえばブタやウシ、ニワトリが餌を食べて育ち、その肉や卵をレシピとあわせて紹介し売っていくという一連の流れです。

入社後、最初の配属は那須にある研究所の分析技術チームでした。研究所には11年間ほど在籍しました。
タンパク質や脂質の数値を測定、分析するのが主な仕事だったんですが、エサの成分分析だけでなく、そのエサの原料、たとえばトウモロコシの成分はどうだとか、あるいは育った家畜が肉になった時に、その肉のコレステロールはどうかといった感じで、かなり幅広く分析をおこなっていました。

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研究や分析の重要性

成分分析は法律によって、エサはこうやって計る、油はこう、食品はこうみたいな細かい約束事が定められています。
それに合わせて機械の調整をし、分析をして、「なぜこれとこれで成分が違うのか」といった営業さんからの問い合わせに答えるのが主な業務です。

分析というのはサンプルを調べるだけでなく、どうすればもっと効率のいい、たとえば食べたブタがより早く大きくなるのか、そのためにどう成分を調整するのかといったことも含みます。
食肉用の家畜をいかに早く大きくするのかということは、その短縮できた期間のエサ代の軽減になりますし、育ちきった家畜を出荷して空いたスペースで次の家畜を育てることができますから、飼育の回転効率も上がります。効率化は流通に直接影響もあるわけで、"川上から川下まで"扱う伊藤忠飼料では、とても大切な要素になります。

もともと研究所は大学院卒や博士号を持っている人たちが勤めていた部署で、4大卒の自分には縁がないだろうなと思っていたんですが、気がついたら研究チームにいたという感じです。現在は別部署の研究技術チームが担当している「おいしさの研究」も、その当時は分析技術チームでやっていました。

希望して営業への転身

研究所というのは会社にとって大切な部署です。
しかし会社のお金を使っていく部署で、お金を作っていく部署ではありません。
たくさんの研究の中で成功することもあって、そこから売れる商品がでてくることももちろん勿論ありますが、それなりに失敗の数もあります。
またどうしても研究の結果が出るまでに期間がかかります。

営業さんから「売れるものを作ってくれ」という要望もくるわけですが、では何が売れて、求められているものなのかを営業さんに聞いてもハッキリとした答えが返ってこないこともあります 。

そういうことならば自分で営業して、求められているものは何なのかを探ってしまえと。経験してみればきっと話が早いだろうなという考えですね。
元々営業もやってみたいなと思っていたので、異動願いを出して現在の畜産部営業課に転属しました。

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現在の仕事の内容と流れ

事務仕事をする日は、午前中は打ち合わせのあと、今週の納品内容をお客さまに確認します。たとえばトンカツ屋さんなら、今週は連休だから納品数量増やしますか?みたいな問い合わせですね。

もちろん他にもスーパーさんであったり、卸業者さんともお付き合いがあって、それぞれに細かい調整をかけます。お客さまの規模はさまざまで、私の部署では個人商店さんから大手スーパーさんまで幅広く対応しています。

納品数量が出揃ったら、納品前に肉を細かく切るためのカット場と呼ばれるところがあって、週の頭であればそこに週間スケジュールの確認を入れるといったこともします。

大体午前中はこうした仕事に追われます。午後は提案検討などをして終業までデスクワークです。

農場に行ったり、ウインナーなどの加工場にいったりという日もあります。
たとえばシーズン変わりでメニュー変更を検討している時期に、レストランなどの外食の担当者さんに同行いただいて、加工現場の状態や、どんなものが作れるのかを検討していただきます。

新しいレシピであるとか製品ができた時には、課内のみんなの小腹が空いた時間を見計らって「サンプル届いたから食べてみて」と出してアンケートをとるようなこともあります。小腹が空いているせいかもしれないですが、同僚はみんな協力的ですね。

裁量も権限ももらえる、かなり自由な会社

伊藤忠飼料というのはかなり自由な会社だと思います。
自分がやりたい、こうしていきたいというところも任せてもらえるところがあって、その提案が正しいと認められれば「おもしろそうだからやってみれば?」と背中を押してくれるところがあります。その分、最後までちゃんと責任を持たなくてはなりませんが、その許された裁量が心地いいと感じます。器が大きいんでしょうね。

会議だけでなく、ランチの間の会話からでも仕事が進むことがあります。扱うものが食ですから、いろんなきっかけから話が広がりやすいんだろうと思います。

伊藤忠飼料には煌輝(きらめき)豚というブランド豚があります。
この煌輝豚は研究所にいた頃に関わっていたブタで、回り回って今、営業として自分がこのブタを扱っているのですが、やっぱり感慨深いものがあります。開発に関わっていたので、なぜこのブタがいいのかということも、きちんと順を追って説明できるというのが、 研究所出身の自分の強みになっていると思います。技術営業のようなスタンスです。

伊藤忠飼料を志すみなさんへ

伊藤忠飼料は幅広い分野の仕事を、自分の思いでやることができる会社です。専門性に特化することもできますし、いろんなことを幅広く経験、担当することもできます。
社名にある飼料だけを扱っている会社ではありません。
もっとずっと幅のある仕事をしています。

明るくて元気な後輩に来てほしいと思います。
食へのこだわりは、おそらくあればあったでいいのですが、こだわりがなかったからといって適性がないということでもないと思います。
たとえば何かが嫌いだとして、なぜ自分はこれが嫌いなんだろう、これを克服するにはどうしたらいいだろう、こういったことを人に伝えるにはどうしたらいいだろうというところに前向きになれることが大事ではないでしょうか。「嫌いだからやらない」ではなくて、嫌いだからやる、嫌いだけどやる、こういう人が伸びると思います。

この会社は裁量もくれますし、自由な気風が流れていますが、自分からやるぞ、やれるぞといえない人には難しいところもあります。
積極性と明るさを持った前向きな方が後輩として入ってきてくださることを楽しみに待っています。

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