PROFILE

関東支店 飼料課

Fさん

2012年入社

・勤務地 関東支店
・社歴/中途入社5年

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コスト全体の7割を扱ったら何が見えるのか

私は新卒入社ではなく、伊藤忠飼料が3社目となる中途入社です。
産業動物のワクチンを扱う企業を経ての転職となります。大学では国際開発学部で対中国について勉強していました。そういう意味では学生時代にやってきたことや前職は現在の仕事に直接は結びつきません。

動物ワクチンを扱う会社で8年ほど、内訳として宮崎に5年、鹿児島に3年、これが現地在住ではなく毎週出張で通っておりました。
対象がニワトリやウシ、ブタといった産業動物でしたので、まさに今伊藤忠飼料で扱っている商材と重複するところがあります。
この仕事をしている時に伊藤忠飼料のかたに「ウチでやってみないか」と声をかけていただいたんですね。

動物ワクチンの営業時に、いくつか自分の中で疑問に思うところがありました。お客さまの動物の生産成績がワクチンによって上がったにも関わらず、利益が出ないんだというんです。家畜の生産比率の6割から7割はエサ代がコストになるのですが、飼料の変動幅が大きく、その変動によって利益幅が上がったり下がったりします。
一方で自分が売っていたワクチンの価格はほぼ変わらず、生産比率の中でも極々わずかです。じゃあ、このエサという全体の7割あたるところを扱う仕事をしたら、一体何が見えるんだろうという好奇心や興味があり、経営というものに興味がわいた時期で、声をかけていただいたタイミングもちょうどよかった感じがして、「よろしくお願いします」と転職になりました。

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自分の仕事が世の中と繋がっているという感覚

入社前と入社後では随分とこの会社に対する印象も変わりました。入社前にはエサを売る仕事だと思っていたんですが、全然それだけではなくて、そのエサを使って出てきたもの、肉であったり卵であったりですね。そう言うものまで取り扱えるわけです。

生産者という一方のお客さまが作った商品を、それを食す消費者のお客さまに届けるまでの仕組みが会社の中にあるので、入社後に変わったこの印象も、この先もっと変わっていくような気がします。

一部署だけではこの流れ全部を体験することは難しいのですが、会社としてはやっている。だから仕事を続けていれば、いずれ流れのすべてに携わることができるわけです。この仕事なら全部が見えて、全部に関われるぞと。

この仕事をしていると"自分の仕事は世の中と繋がっているんだぞ"という感覚が強くなって、暇さえあればスーパーの売り場を覗くようになりましたね。
流行や相場、売り場の作りなどをチェックします。
見続けていると気がつくことはたくさんあって、たとえば鶏肉売り場が小さくなって豚肉売り場が広がっているな、これは流行なのかな、それとも鶏肉の生産量が減少したり 相場が上がっているのかなみたいなこともわかってきます。
スーパーの売り場の変化はお客さまのところを訪ねた際に、これがあそこで減っているから、きっと相場が下がりますよ、みたいな話題にもなりますし、大きな流れを掴んで提案にも繋がります。

「その土地の一番うまいものを食う」ことがモットー

私の場合、ほとんど出張の毎日です。
出張の日は早朝から家を出てお客さまのところに移動、商談となります。
訪問先は農場であったり、小さめの特約店さんになります。特約店さんと同行して生産者さんのところにお邪魔することもあります。商談では他社さんとの差別化や有為な情報をお届けして、自社のものを買っていただくという活動になります。

自分の営業のモットーは、まずその土地の一番うまいものを食うことです。
基本的にはチェーン店にはいきません。チェーン店がマズいということはなくて、むしろチェーン店は今とてもレベルが上がっていて味も品質も安定しているわけですが、たとえば駐車場に出入りしている車の台数やナンバーなどから、ここはうまそうだなという店を見つけて、おいしいものをいただいて帰るわけです。支店に戻って「こんなおいしい店を見つけたぞ。オレが見つけたところより、うまい店を見つけてこい」と自慢したりします。仕事の話ばかりでは空気が重くなっちゃいますからね。

畜産には飼料要求率、略して単純に要求率と呼ばれる指数があります。これは1キロの餌を食べて、どれくらいの肉になるかのことを示す数値なんですが、国内を見るかぎり畜産農家は減少しています。
すると飼養頭数も減る。頭数が減るから必要とされる飼料も減ります。ところが家畜品種の改良などもあって、取れる肉、要求率は増えているんです。要求率が上がることで供給バランスは保たれていますが、飼料の消費量は減るんです。

つまり飼料だけをなりわいとしていては市場は小さくしかなりません。
ではビジネスとしてどうするかですね。そこで飼料だけではなく、飼料の原料から、育った家畜から取れる肉や卵、牛乳、そういった成果物の販売、それを食する末端の消費者までを広くカバーする流れというのが必要になるわけです。
伊藤忠飼料は、この一連の流れをスタートからゴールまでカバーできる会社です。
その中で働く自分もいろいろ考え方をかえていく時期なのかなと思っています。

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オフにはマラソンや登山を

やれることが多いので、いつもやることだらけです。
だから一番必要なのはバイタリティですね。

生産者の方と「この飼料でいきましょう」から始まって、かなり細かい聞き取りを経て、卸先はここにしましょう、途中の流れをトレースして「今ここにあるよね」という細かいチェックをし、2ヶ月3ヶ月に一度は試食会を実施し、間違いがないことをみんなで確かめ、結果的に生産者さんに利益が上がったのを見るのはやりがいを感じます。一体感、連帯感みたいなものも感じられます。自分はお客さんに恵まれているなと思います。

オフにはマラソンや登山、ゴルフをします。健康でないとおいしいものもおいしく感じられませんから。
今でも各地のマラソン大会に参加して走っていますし、登山は100名山のうち36座に登りました。
酸素が薄くなって思考能力が低下して五感が研ぎ澄まされる感覚がいいですね。
登頂後に飲むコーヒーは格別で、とてもおいしいです。マラソンのあとのお酒もいいですよ。

現在求職活動中の方へメッセージ

就職を希望される方というのは、入るまでは「自分はこれができる、あれができる!」とアピールをしますが、入ったあとに大切になる主体は自分ではありません。
お客さんが何を欲しがっていて、どうしたいのか、どうすればお客さんに喜んでもらえるのか考えて行動しなくてはいけません。

今の自分になにができて、お客さまのためになることに、文字通り全力を注げるかどうかが大事だと思います。こういうことができるんだというポテンシャルではなく、全力であるパフォーマンスを見せないといけませんね。そして全力を出すためのフィールド、環境がこの会社にはあります。

私から1年遅れて、やはり中途で入った人もいますが、この人も突っ走ってます。
その姿には共感できます。

でも一人だけ全力で突っ走るのはつらいです。
そこで共感してくれる、あるいは共感できる仲間というものが必要になると思います。
共感できる場所というのが誰にでもどこかにはあるはずです。
この共感というものを大切にしていきたいと思っていますし、共感できるような人が入ってきてくれるといいなと思います。
自分も、もっともっとモチベーションを共感できる人を増やしていきたいと思っています。

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